2.大人が無意識に助長したいじめ

《通りすがりの名ナシ》さんからの実例紹介です。
タイトルは私が勝手に付けました。

きっかけは、本当に不明。小学校は別で、家の近所でもそれほど接点がない。
突然、男子Aが「メガネ、デブ、ブス」などのボキャ貧な嫌味を言ってきた。無視すると、徒党を組んで嫌味を言い始めた。断続的に繰り返された。
言い返す反撃をすると、かえって悪くなった。
数か月続いたある日の休み時間に、また始まった。あまりに酷いので「侮辱罪ですよ」と、ちょっと大人ぶった。
難しい言葉を使われ、ムカついたAグループが、箒を持ち出し、小突き出した。そこで、友人が先生を呼びに行った。その場は収まり、A等は注意された。
小突くような真似は一切なくなったが、「チクリ魔」と、嫌味攻撃が続いた
(卑怯者呼ばわりで先生への通報を阻止し、イジメの輪に留めておく作戦です。ここで、挑発に乗ってはダメ。結局、チクらなくても同じことを繰り返しますから)
アホに付き合うつもりもなく、相当にブチ切れたので、復讐してやろうと思い立った。
相手が男子集団なので、直接攻撃は無理だった。武器で襲撃して自分の手を汚すのも嫌だし。テニス部でイジメに遭っていた女子=小学校からの友人B(この子は、かなり深刻だった)と徒党を組み、警察に本当に告訴してやろうと相談し合った。
Bの親が聞いていて、「とりあえず保留」を提案し、家の親に連絡。親が驚き、学校に連絡。(思春期でもあり、嫌味くらいで親に泣き言をいう性質ではありませんでした)
担任がA等を呼び出し尋問し、相手の親に連絡して、教え諭して貰った。
首謀者Aが語ったポロリ本音=「先生が、アイツを褒めた」でした。
時々、嫌味は吐かれたが、それ以上の手出しはしなくなった。親に通報――が、その子たちには最大の弱点のようでした。
つー感じです。これで、反撃賛成論者だと、お分かり頂けたと思います。

当時の背景を、念のため――
「スポーツが健全な精神を育てる」が、歴代校長の理念で、運動部優遇処置がとられていました。(大会で優勝するような強いチームは一個もないです)
『運動部>運動部マネージャー>文化部』の変なスクール・カーストもどきがありました。
父兄の間でもその意識が浸透していて、「文化部に入ると不良になる」と公言していた親もいました。
因みに、喫煙事件は、野球・サッカー・バスケ部に多かった。不良になるのは、家庭に問題を抱えていて、レギュラーになれずに運動部からドロップアウトした人たちでした。
運動部の子は文化部の子たちを馬鹿にして、使いやすい子をパシリにしてましたね。
首謀者Aも運動部で、体格も良くなく飛び抜けた才能もない。中一なので球拾いばかり。勉強もそんな感じだし。鬱屈して、八ツ当たりの対象を探していたようです。
「運動部で勉強も頑張る俺が、文化部の女に負けるとは」が、引き金になった模様。
校長の思惑とは反対で、運動部優遇措置がいろいろ問題を起こしていました。
運動部内には変な上下意識が強く、「先輩への挨拶」を重視していた。何十メートルも先から歩いて来る姿を見分け、お辞儀をしなければならない意味不明さ(殆どの運動部がそうだった)
結局、テニス部を辞めさせられたBは目が悪く、学校の外で会った先輩に挨拶し損なった模様。生意気だと因縁を付けられて、イジメが始まり、同学年の部員が加担したようです。
(詳しくは聞けなかったです。当時は、相当に辛そうだったから)
軽度の例は、他でもありました。

大人のアホな理念がイジメを生産していた、アホアホしい実例です。
人間界のイジメは《他人との比較》が生む嫉妬や劣等感などが、多い気がします。
動物にも原始的な感情はあって、マウスは嫉妬するそうですよ。
自分だけ電気ショック実験。お隣の籠は、餌食べ放題の遊び放題。その事実を認識すると、ムカついて、普段よりストレス物質の値が跳ね上がるそうです。(これも、雑誌か新聞)
男性には解りにくいかもしれませんが。女性には、社会に出てもありますよ。
負け犬お局が、彼氏持ちの年下OLを苛めるとか。ママ友の服装チェック、お受験やお家購入がきっかけのグループ外しとか。勝ち負けじゃないのに。アホの極みです。
動物の本能もイジメの原因ではあるのでしょうが、本能は人間を辞める他は如何ともできないので。
本能のメカニズムを探るより、大人の創り出している《歪んだ物差し》を探した方が、解決は早いのかもしれません。自分の実績優先主義の先生が、真のスティンガーの場合もあるし。

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