11.相対的、客観的に今の状態を捉え、正しい対処を

いじめは犯罪と述べて参りましたが、酷いいじめは明らかな犯罪です。例えば、殴って怪我をさせれば傷害または暴行致傷。カツアゲは恐喝、場合によっては強盗です。ちなみに一般的な感覚では殺人が最も重い罪と考えられがちですが、刑法的にはそうとは限りません。テロや誘拐を除くと、強盗や放火のほうが罪が重いケースが多々あるのです。社会的な害のほうをより重く見る傾向があるのです。だから、殺人で執行猶予がついたかと思えば、強盗致傷で実刑の上、遥かに長い刑期なんてざらにあります。あまり強盗を軽く見るのは止めましょう。
話が逸れました。いじめの態様は色々ですが、中にはいじめ行為の一貫であっても、犯罪には該当しないケースがあります。例えば、無視や軽い揶揄(からかい)は犯罪ではありません。いじめっ子にも言論の自由があり、思想信条の自由があることを肝に銘じる必要があります。
具体的にはいじめっ子にもいじめられっ子と付き合わない自由があり、からかう自由もあるのです。度を超せば、やはり犯罪に近くなってくるとは思いますが、立証のハードルはかなり高いと言わざるをえません。
(物的、心理的)損害の程度により、いじめっ子にどれだけの落ち度があるか、第三者も納得できるようにしておかなければならないでしょう。専門家に相談しましょう。
ウサギは寂しいと死ぬなどという俗説(?出典不明な戯れ言)がありますが、実際には、過密状態だとストレスで死ぬことはあっても、数が少なくて死ぬことはあり得ません。
群れていないと不安になるのは、本能と同調圧力のなせる業ですが、孤独と向き合い、敢然と生きていく覚悟を持たせて下さい。
どうせいじめっ子に立派な人間などいません。付き合う価値もないし、いつまでも群れていられる程の能力もない連中です。あなたのお子さんが人生で無駄な時間を使わずに済んだとポジティブに考えましょう。
もしそれが耐えられないなら、墓穴を掘るまで待つか、謀略を仕掛けて陥れましょう。いくらでもネタはあるはずです。
ただし、謀略は高等技術ですからオススメはしません。裏で糸を引いているのがばれると、さらに激しいいじめにさらされたり、いじめっ子以外の子にも嫌われる危険性があります。
そんな能力があるなら、そもそもいじめられていないでしょう。
「巧詐は拙誠に如かず」とは韓非子にある言葉です。韓非子は冷徹なマキャベリストでたとえ親子間でも信用するな、と謳っている人が、「巧みな嘘も、不器用な誠実さにはかなわない」と主張しているのです。
真心でいじめっ子の周辺に接し、離間(引き離し)を徐々に進めていきましょう。敵を孤立させる、は兵法の基本です。

<目次へ戻る>

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA