15.逃げた後に考えなければならないこと

一旦、いじめから逃げたとします。
反撃しろとは説いて参りましたが、そう簡単に反撃できるのならば苦労はありません。
ですから一旦逃げることについて否定しません。
ただ、そのまま逃げ続けるのはNGです。
一旦落ち着いたら、よくよく考えなければいけません。
喧嘩であれ、交流であれ、他人との関係にコミュニケーションは欠かせません。
拳だけでカタなぞつくわけはないのです。
だから、一番大切なことは相手の話によく耳を傾けることです。それは喧嘩においても変わりません。
相手の主張に耳を傾け、論理矛盾がないか探り、そこを突くのです。心理的な打撃を与えておきながら、少しだけ譲歩し、相手にも大幅な譲歩を迫るのです。
私はこのホームページで常に戦うことを提唱してきました。戦うというのは、何も殴り返すだけが能ではありません。相手の意に沿わない行動をする、抵抗も戦いだと思っております。
状況に応じて逃げることは大事です。古来、戦の達人は逃げることも巧みでした。卑怯と罵られようと、必要があれば逃げました。
また、無敗だった人もいません。漢の高祖・劉邦は人生のほとんどが負け戦です。
戦上手だった後漢・光武帝・劉秀も惨敗し、姉を殺され、泥水を啜って逃げました。兄の仇に頭を下げたこともあります。
それらの偉人たちに共通するのは、どんな逆境でも諦めず、恥を忍んで戦ったということです。
ですからいつかは戦わねばならないのです。
最近、色々と事件を起こし、世間を騒がせた人たちがいました。共通しているのは、引きこもり、社会への敵意をむき出しにして、やがて凶行に走っております。
今に始まったことではなく、昔からあり、また、日本に限った話でもありません。
いじめられっ子だから確実に犯罪者になるわけでもなく、ごく例外事項であることは間違いありません。いじめられてもその経験をバネに頑張る人が圧倒的多数です。ですから、必要以上に心配してもいけません。
ただ、いじめられたことがきっかけとなってドロップアウトしてはあまりにも悲し過ぎますし、いじめた奴らは何の代償も払っておりません。それはおかしいと思いませんか?
とりあえずいじめっ子のことはおくにしても、輝かしくなるかもしれない未来が、わずか数ヶ月または数年のいじめで奪われるのでは代償が大き過ぎます。
だから、いったん逃げるにしても、どこかで腹を括って戦わねばなりません。
「うちの子は優しいから殴れない」
殴る必要はありません。ひたすら武技を研いて下さい。身体から醸し出すオーラが変われば、おいそれと手を出せなくなります。
技に圧倒的な差があれば怪我をさせる心配もありません。
「うちの子にそんな気力はない」
だったらお父さん(お母さん)も一緒に習いましょう。二人で修業すれば、きっと良い思い出になります。
強くなれば自信が出てきます。きっと見違えるようになるでしょう。先々、どんな困難に遭おうとも、きっと乗り越えられるはずです。
もう一つ、身に付けたいスキルはあります。対人交渉術です。世の中にはあまたの本があります。読んで身に付けて下さい。
心理学の本も役に立ちますよ。
非常に高度なテクニックから、今すぐにでも実践できるものまで様々ですよ。
「ミラーリング」「吊橋効果」なんて誰でもできますよね?
心理学のホームページで調べてみて下さい。
人を操る心理学をマスターしたら、格闘技の数百倍は役に立つでしょう。
面倒臭がらずに必ず親子で乗り越えましょう。

16.いじめられないために

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