8.無視への対処

この章では無視について考えます。無視というのは身体への損害がないだけに、証拠を掴むのが基本的に難しいものです。また、物理的な被害もないため、証明できたところで相手を追い詰める道具になりません。
ただ、感受性の強い子にとっては心理的なダメージになり、被害がないからと放っておくのは難しいと思います。
今のところ思い付く対処は3パターンしかないと思われます。
①友達を諦め、孤独に過ごす。
→解決になっていないように思われるかもしれませんが、どうせいじめるような奴らと付き合う価値はありません。ならば孤独に耐えて、敵の結束が緩むのを待つほうが賢明でしょう。いつまでも同じ面子が続くわけではありません。物理的な被害がないうちはこちらも無視して距離を起きましょう。ただし、留意しなければならないことはあります。相手に報酬を与えない、です。相手はあなたが孤独に苛まれて悲しむ様を見たいのです。苦しくても孤独を楽しんでいるフリをしましょう。また、常にちょっかいを掛けてきたら牙を剥く構えを見せましょう。俺と関わるなオーラを出しましょう。

②ビッグスティックディプロマシーの活用
怖い人物(例えばプロレスラー)が呼び掛けてきて無視出来るのは勇者であって、いじめっ子ではありません。ジャイアンがリサイタルを開ける理由もここにあります。このビッグスティックは、何も本人が持っている必要はありません。例えば、親がヤクザだったら、その子供をいじめるにも勇気がいります。
ただ、権力さえあればビッグスティックになるなどと勘違いしてはいけません。いじめっ子に対するビッグスティックになるかどうかが唯一の判断基準です。子供にとって親の地位なんてさして重要ではないのです。親が目立つと子供がいじめられる話もよく聴きます。
だからジャイアンタイプが最も強いのですが、そもそもそんな子は無視程度で傷付くタマではありませんね。

③笑いを取る
巧みな話術を駆使して相手を笑わせる、という高等技術があります。これで無視出来る人物はいませんが、最も難しく、ハードルが高いです。ハンドリングを誤ると逆に酷い暴力を生む危険性があり、知能と会話力に加え、度胸も必要です。既にいじめられているなら一番オススメできない手段です。

一番やってはいけない対処は、ただ単に無視されているだけで事件性(暴力を伴う状態、物を壊されるか隠される状態、つまり犯罪)のないいじめなのに、大人が安易に介入することです。いじめっ子に対して、いじめられっ子本人の対処能力がゼロであることを公表するようなものです。さらに馬鹿にされ、いじめが酷くなる可能性があります。
ただ、つい最近、まだ軽度のいじめであったにもかかわらず、父親が教室に張り付き、解決した例を聴きました。毎日教室に通い、色々な子の話を丹念に聴いたそうです。話し合うと互いに誤解が解けたり、心が通うようになります。その方は比較的時間が自由に使える職業だったからできた、というのも事実です。

だから、軽度のいじめであれば親の直接介入は避け、お子さんの話を積極的に聴いてあげて下さい。例えば無視している側のクラスメートを何かのイベントに引っ張り出すようにして、その子と話をしてみるとか、なるべくソフトな対応を心がけて下さい。散々戦い方を説いているサイトではありますが、無闇に戦うことまで勧めません。『兵は国の凶事』です。
もし、本格的に戦いたいのであれば、敵を分断し、内訌を誘いましょう。例えばAとBが中心となって無視を呼び掛けていたとしたら、どちらか一方に対して謀略を仕掛けるのです。互いの悪口を陰で言っていたという噂を流したりして、誤解を招き、疑心暗鬼にさせて仲違いさせるのです。いくらでも悪辣な手段はあります。私は賛成しません。やはり心正しく戦うべきだと思います。

9.我が子(自分自身)が犯罪に加担させられていたら?

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