最近の若者は……

「最近の若者は……」なんて愚痴を溢す方、周りにいませんか?
私は若者時代、ロクな人間ではなかったので、口が割けても申しません。
「今年の新人はイマイチ」くらいなら、基準が去年や一昨年なので理解は出来ます。
それに私は古代エジプトの壁画に「最近の若者はなってない」なんて書いてあるのを知っているので、昔からオッサンになるとボヤくもの、と相場が決まっていることを知っております。
しかし古代エジプトと現代日本では数千年も開きがありすぎて、ちょっとぴんと来ませんでした。
ちょっと書評を書くためにパオロ・マッツァリーノなる人を調べていた時に、面白い話を書いていたので読んでいて笑ってしまいました。

http://www.shunjusha.co.jp/web_shunju/07_syatyou.html

マッツァリーノも「昔は良かった論」が大嫌いで、明治、大正、昭和の刊行物(新聞、雑誌、社誌等)を丹念に拾い集め、紹介しております。
それによると、やはり昔の若者も怠惰で生意気で、「ちょっと注意するとすぐに辞め」、「およそ堪え性がなく」、「常識がない」のです。
驚くことに、戦前からゆとり世代だのさとり世代だのと言われており、高度成長期には一時「アプレ世代」なる言葉が流行ったみたいですが、年がら年中、下の世代を批判している、という歴史的事実を文献に基づいて立証しております。
人類の知識、特に科学的知識だけは増えましたが、それは単に人口が増えたから知識の総量が増えただけで、人間は全く進歩していない、と分かります。
まあ、科学の最先端を走るアメリカからして、原理主義が闊歩して進化論を教えさせない運動が盛んなくらいですから、推して知るべし、ですね。
日本でもSTAP細胞なんて恥ずかしい事件があったくらいなので、あまりアメリカを嗤えません。

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